このエントリーをはてなブックマークに追加

Vol.5 注目選手インタビュー!

 世界中のファンを魅了するプロサッカー。ひとつのボールを巡って広いグラウンドを駆け回り、激しく肉体をぶつけ合う男たちの戦いぶりはタフでハードと言うより他はない。

 そんな男たちの日々に目を向けていくと、その内容の激しさゆえ、1日あたりの練習時間は2時間ほど。芝生の上が職場でありながらも、1日のうちのほとんどの時間はグラウンドの外で過ごしていることになる。つまり、ある意味では「グラウンド外」にこそ、彼らの肉体を形成、維持するための真の秘訣が潜んでいると考えることもできる。この「Meet Up Magazine 2015|ブイ・クレス×コンサドーレ札幌」では、そんな選手たちのグラウンド外での隠された闘いに迫っていく。

♯7 ク・ソンユン選手

ク・ソンユン選手
※掲載内容は2015年12月公開当時のものです。

 ゴールキーパーとは孤独なポジションだ。チームがゴールを奪った際も、逆側のゴール前に立っているが故に歓喜の輪に加わることは難しい。ひとりガッツポーズを決めたり、グッと拳を握り締める程度。その一方で失点した際にはたいてい、ゴール前に倒れ込んでいたり、悔しい表情でネットを揺らしたボールに視線をただ向けるだけだったり。着ているユニフォームも1人だけ異なる。「ゴールキーパーはメンタルが問われるポジション」とはサッカー界でよく言われるが、本当にその通りだと思う。我慢、我慢、そして我慢。喜びを爆発させる場面はあまりなく、悔しさが募る機会のほうが圧倒的に多いのだから、大変な仕事である。

 でも、だからこそゴールキーパーが活躍した際には一際大きな喝采が送られる。相手FWとゴールキーパーとが1対1になる大ピンチで、「やられた!」と誰もが思った瞬間に素早い身のこなしでボールをクリアーしたり。あるいは、ゴールの隅に強烈な弾道のミドルシュートが襲いかかってきた場面に、ダイナミックなジャンプでボールを外に弾き出したり。そうした絶体絶命の場面からチームを救った際のヒーローぶりはハンパない。さすが「守護神」と形容されるだけのポジションだ。

 そして今季、そうしたプレーぶりを随所で発揮して強烈な存在感を示しているのが21歳の韓国人ク・ソンユンだ。身長195cmというサイズを生かしたスケールの大きな守備がチームに幾度も勇気を与えていた。そんな若き大型ゴールキーパーの肉体を支えるものや、ビッグサイズ故の苦労話?などを探ってみた。今年は韓国代表にも選出されたクラブ期待の選手である。 

両親はともに長身の元アスリート

「野球をやっていた父親が183cm、若い頃にハンドボールをやっていた母親が176cmなんです。そうした両親の血をしっかりと受け継げたことにまずは感謝しています。

そして幸い、僕はそれ以上に背が高くなることができました。ですが、言うまでもなく体が大きいというだけで上手くなれるほどサッカーは簡単なものではありません。ですから、今まで僕に指導をしてくれたすべての指導者の方々や先輩さらにはチームメイトにも感謝が必要ですよね」

 

常に謙虚なクらしく、自分に関わったすべての人々に感謝しているのだが、やはり注目すべきは両親の長身ぶりだろう。そしてどちらもともにアスリートだったとのことで、そこから生まれた息子が人並以上にすくすくと育ち、トップアスリートへと成長を果たすのは納得のいくところでもある。

ただし、である。やはり忘れてはならないのは、ク自身が言うように「体が大きいというだけでは上手くなれない」という部分だろう。サッカーに限らないだろうが、恵まれた体格を生かすための努力を怠らないからこそ、プロの世界でも活躍ができるのだ。技術面はここではひとまず置いておくとして、その体格をより効果的に生かすための秘訣も聞いてみた。

恵まれた体を生かすことを考える

 「体が大きいということは、ゴールを守るうえではもちろん武器になると思います。ただ、運よく得た武器を持っているだけで勝ち抜けるほど、この世界は甘くありません。ですから、この体をより生かすことを考えなければいけません。

技術面はとにかく練習を重ねる以外に方法はありませんが、フィジカル面について言えば、やはり俊敏性。動くスピードを落とさないことですよね。僕は身長は高いのですが、線が細いので、いまはそれを太くしようとしている最中なんです」

 

なるほど確かに、体が大きければ遠くのボールにも手が届きやすいし、足も伸びる。だが、動きが遅ければそうしたメリットも十分には生きない。そして体が大きいということは、基本的には体重も多くなるということで、そうした体をスピーディに動かすためのメソッドが必要となる。加えて、その体に太さもつけている最中だというのだから、興味深い。

 

「フィジカルコーチやトレーナーとも相談しながら体作りをしているのですが、僕のようにすでにサイズがある選手がそれをより強靭にしようと思ったならば、やはり食事の量を増やす必要があります。でも、だからといって体重が増えすぎてしまったり、脂肪がついてしまったら動きが鈍る可能性が高い。ですから、食事の量こそ多くても、その中身に気を使っていますね。低脂肪高たんぱくの、鶏肉を多めに採るようにしたり。高校生の頃は寮で、週に2回は夕食にサムギョプサル(豚焼肉)が出されていたのですが、さすがに僕はもうそんな年齢ではありませんから(笑)」


欧州規格のキーパーへと成長中

 欧州チャンピオンズリーグなどの世界トップレベルの試合を観ていると、やはり顕著に目に付くのがゴールキーパーのハイレベルさだ。どのチームも当たり前のように190cm近い選手を揃えており、しかも、どの選手もビッグサイズながらもハイスピードなプレーぶりを披露しているのだから、圧倒されてしまう。

そしてクは、アジア人でありながらもそうした資質を身に着けつつあるということなのだろう。ザックリ言えば「デカくて速い」。そうした欧州規格のゴールキーパーへと、クは成長をしようとしている最中だ。

 

「今年は韓国代表に選んでもらうことができましたが、僕がJリーグの試合に出たのは今年が初めてなんです。セレッソ大阪に在籍していた昨年まではいつもスタンドから試合を観ていましたし、それが当たり前でした。ですから、今の自分はまだまだこれからの選手。もっともっと、あらゆる部分で努力していかなければ…」

 

 クのパーソナリティを評するならば、やはり「謙虚」という言葉に尽きるだろう。いつだって自分を過大評価することはないし、長身ながらもしっかりと足下を見てサッカーができている印象だ。きっとこれからも謙虚かつダイナミックなプレーで、チームをピンチから救ってくれることだろう。そして最後に、長身であるが故のちょっとした苦労も聞かせてもらった。

 

 「やはり椅子に座っての移動がキツいときがありますね。コンサドーレはアウェイへの遠征時間が長いですから。でも、マネジャーが僕のために、飛行機ではできるだけ足下の広い席を確保してくれたりとサポートしてくれているので、とても感謝しています。そして、移動もいい経験だと思っているんです。将来、韓国代表選手として活躍をしようと思ったならば、長距離移動にもしっかり対応できるようにしなければいけませんから。キツい遠征も、自分をレベルアップさせてくれる。そう信じています」

 

 身長195cmというビッグサイズの若き守護神は、必ずや大きな活躍をもしてくれることだろう。

 

(取材担当・文/斉藤 宏則)

新製品「ブイ・クレスCP10」を【すぐに購入したい方】はこちら!

今なら、コンサドーレ札幌の選手陣が愛飲するコラーゲンペプチド10,000mgを追加配合したビタミン・ミネラル飲料「ブイ・クレスCP10」がお得にお試しいただけます。

 

ブイ・クレス詳細

ブイ・クレスは、

コンサドーレ札幌を応援しています!

「ブイ・クレス」は、ビタミン・ミネラルを手軽に補給できる“飲むサプリメント”。コンサドーレ札幌の選手たちを栄養面からサポートしています。サポーターの皆さんにも、日々の健康維持に欠かせない栄養素補給にお役立ていただけます。

本情報サービスに含まれる著作物は、著作権により保護されており、それらを無断で複製、改編、翻訳、頒布、実演または展示することは禁止されております。